GOOD LUCK !!

過去を記すこと、未来へのメッセージ。 believe in myself

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サンドバック
無我無心でサンドバックを叩いていた。
あるいは、その光景を第三者が見ることができていたのなら、近づきがたいオーラが出ていたのだろう。笑顔さえも消し去るような、そんな空気が漂っていた。
彼は人間に対する不信感でいっぱいだった。人の人に対する薄情さ、社会に溢れかえっているくだらない事件や事故。彼は誰にも自分を認めてもらえている気がしなかった。いつも自分はひとりだった。そうして生きていくうちに、人と深く関わることを避けるようになり、人を利用するようになった。仮面を作ることほど容易いことはない。そうすることで、自分も人に傷つけられることなく生きることができた。
だが彼はサンドバックを叩かずにはいられなかった。人のあらゆる行動に怒りを覚えていた。そして人の幸せに対しても嫉妬を感じるようになった。そんな負の心を打ち消すかのように彼はサンドバックを叩き続けた。
ふとその手が緩んだ。自分が叩いているサンドバックに、自分の影が見えたような気がした。世界、社会、人、自分以外のすべてに対する感情を紛らわすつもりでいたが、実はそれはすべて自分のことなのではないだろうか。自分が自らひとりで生きることを決め、仮面をつけた。だが、一番醜いのは、自分なのではないだろうか。仮面を取ることは怖かった。けれどもそれ以上に今自分がつけている仮面がどんな顔をしているかを考えた方がよっぽど怖かった。
彼は拳を握り直した。そしてまたサンドバックを叩き始めた。サンドバックはあっさり切れて床に落ちた。勢いあまって彼も一緒に崩れ倒れた。
彼はそこで泣いた。
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2006.12/09 14:14| お洒落小屋Comment(4) |
コメント
| 2006-12-10 |ひろこ #-URL[ 編集 ]
おぉお!小説?
やるじゃないかぁ!!!崩れ落ちてどぉなったんやあ?
| 2006-12-10 |sakai #klcj.0UQURL[ 編集 ]
ひろこさん。
ふふふ、こういう一面もあるねんでっていうね!!笑
けどこれ書いたら一気にテンション下がってレポート出来んくなった。笑
あ、続き書いてほしいですか??笑
| 2006-12-11 |ぴろこ #-URL[ 編集 ]
ぜひぜひ♪
| 2006-12-11 |sakai #klcj.0UQURL[ 編集 ]
ぴろこさん。
じゃ、気が向いたら書きます♪笑
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